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【イベントレポート】sportec2019「正しいサプリメント・薬の選び方」セミナー

Sportec2019にて実施した、「正しいサプリメント・薬の選び方」セミナー。当日は60名以上の方にお越しいただき、大盛況のうちに終わることができました。 本コラムでは当日参加できなかった方に向けて、「正しいサプリメント・薬の選び方」についてご紹介していきます。

2018年において、国産サプリメントからドーピング禁止物質が検出された割合は「8%」でした。海外の分析機関が日本国内メーカーのサプリメントを100件分析したところ、8件から興奮薬や利尿薬が検出されたそうです。
参考:(株)ウェルネスニュースグループ主催の取材報告会でのデータを参照

これまで海外製のサプリメントと比べると国内のサプリメントは安全性が高いと言われていましたが、この事実からすると、国内のサプリメントだから安心だと言い切れなくなりました。なお、少し古いデータになりますが、2004年の論文では世界のサプリメントの約15%からドーピング禁止物質が見つかったというデータもあります。
参照:サプリメント@JISS(日本スポーツ振興センター)

2018年度におけるドーピング違反の半分が「うっかりドーピング」

2018年度のアンチドーピング規律パネル決定報告一覧を見ると、半数以上がうっかりドーピングでの違反であることがわかります。うっかりドーピングが多い理由はいくつかありますが、一番はアスリートやサポートスタッフの知識不足だと言えます。
ドーピングにおいて特に知るべき知識は、医薬品やサプリメントの使用可否についてです。「知らなかった」ではすませられないのが、ドーピングの世界。では、医薬品やサプリメントの使用可否はどのように判断すれば良いのでしょうか?

医薬品やサプリメントの使用可否を確認する方法

医薬品の使用確認ツールとしては、以下の3つが挙げられます。
薬剤師のためのアンチ・ドーピングガイドブック(日本薬剤師会)
Global DRO(JADA)
ドーピング対象薬検索(データインデックス社)

上記のサイトであれば医薬品の使用可否について自身で調べることができます。一方、医薬品の成分は名前の似た成分がたくさん存在するので、自分で調べるのは難しいと感じる方も少なくないはずです。そういう方は、弊社のLINE公式アカウント(アカウント名:(株)アトラク ID:@sxz1114f)をご利用ください。製品名と画像をお送りいただければ、3営業日以内に回答いたします。

サプリメントの使用可否については、医薬品のようにどこかの団体がまとめているものは存在しません。ただし、安全性の高い製品というものは存在します。それはJADA公認の認証制度を取得した製品です。しかし、2019年3月31日をもってプログラムは終了となってしまいました。(ただし2019年3月末までに認証を取得した製品は2020年3月31日まで有効となる)
参照:JADAサプリメント分析認証プログラム終了について
では今後、安全性の高い製品はどのように見分ければ良いのでしょうか?

アメリカやイギリスなどでは、第三者認証がある製品であれば、使用をしても問題ないという考え方があり、各国のアスリートはサプリメントを選ぶ際、第三者認証を取得したものか否かを確認しています。では日本でも同じルールなのかというと、残念ながら明確なルールは存在しません。一方、今年4月にJADAより「スポーツにおけるサプリメントの枠組みに関するガイドライン」が発表されました。ここでは第三者認証制度のガイドラインが言及されています。
参考記事:競技団体、選手必見!“サプリメントのアンチドーピング認証ガイドライン”を徹底解説

日本においては、スポーツ選手は第三認証を取得したサプリメントを利用するというルールこそ明確化されていませんが、国が第三者認証制度の整備をはじめたことを考えると、海外と同じ考え方が浸透しつつあることがわかります。現在のところ、安全性の高い第三者認証は以下です。なお、一部では工場審査を行わないプラン(分析しかしないプラン)もありますので、工場審査をするプランであることをきちんと確認しましょう。

・アトラクのドーピング・ガード
・LGCのInformed-Choice
・BSCGのCertified Drug Free®
・NSFのCertified for Sport®


ご自身で確認するのが大変な場合は、弊社のLINE公式アカウントからご質問いただくことも可能です。ぜひご活用ください。