コラム

ドーピングの基本

スポーツサプリメントを選ぶ時の注意点

健康食品・サプリメント市場規模

株式会社インテージによると2017年度の日本の健康食品・サプリメント市場規模は対前年0.6%の微減で1兆5624億円でした。一方、ヘルスケアフーズ市場においては拡大傾向にあります。2015年に米国のダイエタリーサプリメント制度を参考につくられた、機能性表示食品制度が施行されて以来、ヘルスケアフーズの市場規模は年々拡大しており、2017年度においては健康食品・サプリメント市場の1.7倍である2兆6856億円だったようです。
そして国内のスポーツサプリメント市場に関しては、ラグビーWカップや東京五輪などの影響を受け、拡大傾向にあります。2017年のスポーツ向けアミノ酸市場は5%増の250億円、スポーツ向けプロテイン市場は300億円に到達しました。特にスポーツ向けプロテイン市場は2割ほど増加し2020年までに400億円に達すると予想されています。(健康産業新聞1644号参照)スポーツ人口が年々の増加していることを考えると、プロテインに限らず、スポーツサプリメント市場全体はますますの盛り上がりを見せる可能性が考えられます。

海外製のサプリメント、健康食品に注意

皆さんは普段どんなサプリメントや健康食品を購入していますか?最近は国内のみならず海外製品を購入する方が増えてきました。海外製サプリメントや健康食品の中には医薬品成分が含まれており、日本国内では無承認無許可医薬品に該当するものもあるといいます。
厚生労働省が発表した「平成27年度『インターネット販売製品の買上調査』」によると、強壮効果を目的とするいわゆる健康食品98製品中、63製品からシルデナフィル等の医薬品成分を検出したそうです。また本調査では医薬品の調査もしており、海外製医薬品と称する16製品を検査した結果、2製品は外箱等の包装や添付文書が無い製品、 1製品は表示より医薬品成分の含有量が少ない製品であることもわかりました。(ダポキセチン 60mg の 表示に対して、ダポキセチン 49mg を検出)
そして、ドーピングという側面においては、海外製のサプリメント摂取によるドーピング違反のケースが多数報告されているのも現状としてあります。うっかりドーピングを防ぐことはもちろん、健康被害自体を防ぐためにも海外製のサプリメントの摂取には注意が必要です。

サプリメントを選ぶ時の注意点

海外のみならず、国内のサプリメントや健康食品を選ぶ際に重要なことがあります。それは第三者認証を取得した、アンチ・ドーピング対策がされたサプリメントを選ぶということです。アメリカやイギリスなどでは、スポーツ系サプリメントにおいては、サプリメント業者やドーピング検査機関とは関係のない第三者に分析・認証を依頼したものを摂取することがスタンダードであり、この第三者認証の流れは日本においても徐々に浸透するようになってきました。
そもそも、サプリメントは第三者認証を受けたものを摂取するという考えは、アメリカにあるUSADA(米アンチ・ドーピング機構)という、サプリメントのドーピング対策において非常に深い知見がある機関から始まったものと言われています。今ではUSADAの考えのもと、LGC(イギリス)、NSF(アメリカ)、BSCG(アメリカ)などが第三者認証サービスを手がけています。弊社の認証サービス「ドーピング・ガード」もこの流れを受け、第三者認証サービスを確立・運営しており、世界と同様に安心・安全性を重視したサービスとなっています。
各認証機関には認証商品一覧ページが設けられているので、気になるサプリメントについては一度探してみてください。また、もし今飲んでいるプロテインやサプリメントについてアンチ・ドーピング対策がされているか気になる場合は、メーカーさんに直接聞いてみると良いかもしれません。メーカーさんによっては、HPなどでは記載していないものの、第三者認証を取得しているケースもあります。

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