コラム

ドーピングの基本

ドーピング・ガードにおける具体的な分析手法とは

ドーピング・ガードではISO17025に準じる分析機関において高精度の分析を行っています。今回はどんな分析方法を用いて、製品を分析しているかについて具体的に解説していきます。
JADAが公表している「スポーツにおけるサプリメントの枠組みに関するガイドライン(以下、スポーツサプリメントのガイドライン)」を見ると、製品の分析機関に関しては以下の内容が書かれています。

3.4 製品分析にあたる分析機関に求められる能力要件
対象となる製品の性状を考慮し、分析の下限値は以下の通りとする。

1.液体の製品:100ng/1ml
2.固形の製品:100ng/1g

《解説》 ○WADA 認定分析機関に適用される分析下限値を参照するものの、本件に係る下限値の設定は、ドーピング検査とは異なり分析対象物の性状が多岐にわたること等を考慮し、設定した。

ドーピング・ガードでは分析機器については、LC/MS/MS(液体クロマトグラフィータンデム質量分析装置)を用いて分析を行っております。LC-MS-MS分析は、予め各物質固有の波形を確認した上で、お客様から依頼された製品を分析し、両者に同じ波形が出るかどうかを確認するものです。
それぞれの物質は、電流の近くを通ったときの引き寄せられ方や重さに違いがあります。例えば軽い物質は遠くに飛び、電流の影響を受けやすい物質はより大きく曲がります。こういった特徴を調べることにより、それぞれの物質固有の波形が確認できます。

この試験方法は尿をサンプルとしたドーピング検査でも実際に行われる方法で、非常に高い信頼性と分析精度を持っています。

そしてドーピング・ガードでは更に分析精度を高めるため、前述の禁止物質の波形と分析試料の波形の照らし合わせるLC-MS-MS検査に加え、分析試料に禁止物質を加えた波形も確認する再試験も行い、分析精度を高めています。
ガイドラインでの基準である100ng/gの精度での分析だけではなく、確認試験も加えることで高精度な分析が可能です。
そのため、万が一のトラブルの際にも、きちんとした証拠としての分析結果を提出することができます。また、国内の分析機関にて分析を行っているため、分析後のアフターフォローはもちろん、万一の際の迅速に対応することが可能です。アンチ・ドーピング認証を選ぶ際の、判断材料の一つとしてぜひご検討ください。

参考:「分析方法について