検査内容

禁止リストについて

WADAの規定するドーピング禁止リストに記載されている物質は約300品目(2019年現在)。そのリストは公開されているものの、曖昧な表現などがあるため、そのまま使用することはできません。
そのため、本サービスではアメリカとイギリスの第三者認証機関が利用する禁止リストを参考に、国内のドーピング研究の第一人者などを迎えた専門学術チームと共に日本用にカスタマイズし、分析・認証に利用しています。

検査物質一例

  • 1,4,6-Androstatrien-3,17-dione
  • 1,4-Androstadiene-3,17-dione
  • Methyltestosterone
  • 17β-Hydroxy-17-methylandrosta-1,4-dien-3-one
  • 19-Nor-4-androstene-3,17-dione
  • 19-Noretiocholanolone
  • 4-Androstene-3,17-dione
  • 4-Androsten-3,17-diol
  • 5-Androstene-3,17-dione
  • 5-Androstene-3,17-diol
  • Boldenone
  • Bumetanide
  • Clenbuterol
  • Dexamethasone
  • Hydrochlorothiazide
  • 4-Methyl-2-hexylamine
  • Nandrolone
  • Oxandrolone

分析機関について

分析機関は複数存在しますが、主に医薬品や化粧品、エレクトロニクス分野などの分析を行っている大手分析機関に委託しています。

分析方法について

       

ドーピング・ガードでは、サプリメントに禁止物質が含まれていないかを確認する手法として、LC/MS(液体クロマトグラフ質量分子計)を用いた添加回収試験を実施しています。また、分析の下限値としては0.1ppmとしています。

<LC/MS検査の概要>
LC/MSとは、実際のドーピング検査でも用いられる検査手法で、農薬や環境ホルモン様物質の測定などの極微量の混入などの分析に適した分析手法です。LC/MSでは、サプリメント等の化合物をLC(液体クロマトグラフ)という分離装置で一つ一つの成分に分離した後、MS(質量分析計)という検出器で成分を検出して、ドーピング禁止物質が含まれていないかどうかを調べます。

<なぜLC/MS検査を使用するのか?>
ドーピング禁止物質の分析方法として確立されている方法は、GC/MS(ガスクロマトグラフ質量分析計)、LC/MS(液体クロマトグラフ質量分析計)、キャピラリーガスクロマトグラフ熱分解同位体比質量分析計(GC/IRMS)の3種類が有名です。3種類の中で弊社がLC/MSを使用している理由としては、LC/MSは物質の分離対象の範囲が他の分析方法よりも広いからです。 なお、ドーピング・ガードでは最新のLC/MSを用いているため、サプリメント中にサルブタモール*が100ng/mL(=0.1ppm)以上含まれるかどうかまで調べることが可能です。

<添加回収試験とは>
添加回収試験とは、ドーピング禁止物質の混入不明の検体に、ドーピング禁止物質群の純品(濃度があらかじめ分かっているもの)を一定量加えて濃度を測定し、ドーピング禁止物質群の純品と、純品が加えられた検体の間で、ドーピング禁止物質の濃度に差がないかを調べる試験です。 添加回収試験を行うことで、サプリメントに含まれている成分が他の物質の影響を受けていないかが分かります。 もし検体にドーピング禁止物質が混入していれば、純品を加えた検体からは、もともと純品に含まれていたドーピング禁止物質より多く検出されます。 一方、検体に禁止物質が混入していなければ、あらかじめ分かっている純品の濃度と同じドーピング禁止物質が検出されます。